乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

遙かなる時空の中で3 有川 将臣 感想

f:id:Ayabell:20200310003308j:image

 

主人公望美ちゃんの幼なじみで有川譲くんの兄、天の青龍・有川将臣くん(cv.三木眞一郎)です。

細かいことは気にしない、明るくさっぱりとした気持ちの良い性格の青年です。

望美ちゃん、譲くんと同じように異世界へ飛ばされましたが、なぜか1人だけ離れ離れに…。

 

離れている間、望美ちゃんとは夢を通して邂逅を続け、やがて将臣くんと再会を果たします。

しかし望美ちゃんたちよりも先に異世界へ飛ばされ、3年の月日を過ごした彼には譲れない大切なものができたようで…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

もう、まごうことなきロミジュリ展開でした。

 

幼なじみの二人が異世界に飛ばされ、敵対する2つの組織に所属していると知らずに再会します。

それぞれ大切なものを守るため時に協力し合い、互いを支えてきたのに…決戦の場で今度は敵対関係として再会。

なんとか敵対せずに済む道を探せないか探しますが、どうあっても将臣くんの平家を守りたい思いは変わらず、望美ちゃん自身も源氏の仲間を守りたい思いは変えられません。

譲れない思いを胸に覚悟を決め、2人は闘いの地へ…。

 

 

なんというロミジュリ展開…(´TωT`)

今までが将臣くんが還内府と発覚した時にはすぐに味方になっていた分、本人の√ではがっつり敵対することになってしまったので本当にしんどかったです。

 

二人とも戦を終わらせたいっていう思いは一緒なのに。

白龍の神子として龍脈を正すためにも、仲間を助けるためにも源氏の神子として怨霊を倒す望美ちゃんと、怨霊を使い犠牲を出しながらも必死に平家の仲間を守る将臣くん、相容れないですよね…。

 

あの快活で朗らかな将臣くんが怨霊を使うことを選んだことが、彼の覚悟を感じますよね。

本当だったら絶対選ばない選択肢だったろうに、それほどまでに追い込まれていたんだろうな…。

 

経正さんや忠度さん、尼御前や安徳帝の将臣くんへの態度とか、知盛さんとのやりとりを見ると将臣くんが平家になじんでいるのがよくわかります。

もうなぜ将臣くんの3年間の描写がほとんどないのか…。

めっちゃ見たかったです!

 

豪快な清盛さんにかわいがられるところとか、平家一門みんなで優雅に過ごす中毛色の違う将臣くんが混ざってるところとか、平家が京落ちした後下手な畑仕事に勤しむところとか!

この描写があるだけで将臣くんへの思い入れもっと深くなるのになぁ。

 

想像だけで補うしかないけれど、維盛さんが虫に悲鳴上げながら、知盛さんがだるそうにさぼりながら畑仕事してたのかなぁと妄想だけでも楽しいですね!

 

将臣くんは下手でも大変でもいつも笑顔でいるような気がする。

気づいたら周りを明るくしてしまう、本当に笑顔が似合う子です。

 

 

2度目の戦場での再会のシーン、公式アイコンで出ている将臣くんの刀を構えるスチルすごく綺麗で、このシーンが見れるのすごく楽しみにしてたんです。

いつも笑顔な将臣くんが、こんなに静かで真剣な表情をしているのはどんなシーンなのかと思ったら…望美ちゃんと敵対することの覚悟を決めたシーンだったとかしんどい(´;ω;`)

 

でもスチルめっちゃかっこいい…。

遙か3のスチルの中で1番好きです。

でもしんどい…(´;ω;`)

 

 

最後の決戦まで、何度か2人だけで再会する機会があるんですよね。 

戦場では敵同士だけど、今だけは…っていうシーンが2人の今の立場から逃れられない切なさを表していて…なんというロミジュリ(いいすぎかな笑)

 

 

最後の決戦は疾走感がすごかった気がします。

清盛さん率いる怨霊部隊と、茶吉尼天政子さんの戦いがカオスすぎて…。

戦えば戦うほど周りの兵が怨霊になり、怨霊の力を茶吉尼天が取り込みまた強くなり…って混沌すぎる。

最後は将臣くんと望美ちゃんが力を合わせて共に茶吉尼天を倒す!という王道展開でしたがようやくほっとできました。

 

 

今までが将臣くんとはすぐに味方になれた分、敵対していうる期間が長くてしんどかったです。

でもこうしないとこの2人はなかなか恋愛の意味では進展しなかったかも?

 

本編でもはっきり告白のシーンとかなかったですよね。

離れている時間が想いを募らせたのかな?

エンド直後はまだ恋仲っていう感じじゃないのかな?と受け取りました。

 

平家と源氏を守るため戦ってきた2人なので、恋仲というよりも離れたくない、傍にいたい思いの方が強かったのかなと。

南の島でようやく戦いとは無縁な日々を過ごせるようになって、将臣くんも平家を守らなければいけないっていう使命感から開放された時、ようやくこの2人の恋は始まるのかなぁ…。

 

いや、この2人は恋とかすっとばしてそう。

もうお互いがお互いに欠かせない存在で、傍にいるのが当たり前で、好きだとか言うまでもなく気持ちが通じ合ってて。

将臣くんが全部終わった後に「結婚すっか!」とか言いそう…。

 

ちゃんとエピローグで「好きだぜ」って言ってもらえてよかった。

それがないと妄想でしか補えないのでちょと不安だったかもでした。

南の島でお幸せに!

 

 

 

 

 

十六夜√では将臣くんと敵対することなく終わったので平和でしたが、ちょっと物足りなさも…。

基本十六夜√って蜜月のイベント3つと終盤の個別√みたいな感じなので本編よりはあっという間に感じちゃいますね。

 

景時さんは平泉√に初めて行った時だったからすごく長く感じたなぁ。

 

十六夜√では将臣くんと戦場で会うことはなく、最後の決戦でも夢のなかでの再会でした。

犠牲を覚悟で戦う道を選ぶか、平家を守るため望美ちゃんたちからも手が届かない場所へ逃げるか。

迷う将臣くんの背中を押して、待っていると告げる望美ちゃん本当に聖母のようで…。

 

本編√での望美ちゃんとは敵対しつつも惹かれあい最後は寄り添うって感じでしたが、十六夜√での望美ちゃんは将臣くんの背中を押しつつ帰る場所でいるっていう感じかな。

 

将臣くんがたとえ平家を選び元の世界へ帰ってこない道を選んだとしても受け入れ、待ち続ける覚悟を決めるっていうのも本編とはまた違う意味で辛い覚悟が必要でしたね。

望美ちゃん頑張ったよ…。

 

やがて将臣くんは自分の役目を終え、望美ちゃんの元へ帰ってきてくれたのは本当によかったけど、どうしても複雑な思いは消えないですよね…。

将臣くんは異世界に飛ばされる前の姿に戻ったけど、かつて3年を過ごした時が消え去るわけでもない。

失ったものがなかったことになるわけでもない。

証明になるものが何もないから平和な日常に記憶が薄れそうになるけれど、互いの存在が記憶を繋ぎ留める枷でもあるのかなっていう切なさを感じるエピローグでした。

 

某世界を壊すゲームの彼と彼女のように、互いで互いの記憶を補って生きていくのかな。

傷ついてきた過去、失った過去を忘れることなく、次は決して大切なものを手放さないよう生きていってほしいな。

 

 

 

 

 

無事将臣くん√も終わりました!

将臣くんとこんなにがっつり敵対することになるとは…。

もうちょっと早く将臣くんしたらあっさり味方になってくれる将臣くんに癒されたかも。

ちょっと順番違う方がよかったかなぁと思いましたが、これもまた乙女ゲームの醍醐味!

楽しかったです!

 

次は銀さんに行ってきます!

知盛さんとの関係はいったいなんなのか、楽しみです。