乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

蛇香のライラ 鱗 皇驪 感想

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3人目は鱗帝国の第一太子・鱗 皇驪(cv.興津 和幸)です。

とても物腰柔らかで優しい方ですが、白蛇伝という物語の主人公・白娘子に心奪われており、彼女以外結婚んしないと言い張る筋金入りの白蛇伝オタク(笑)

主人公シリーンを初めて見たときには白蛇伝という物語の主人公・白娘子だと興奮して手を握りしめて身を乗り出してきたのが出逢いでした。なかなかに変人です。

第一太子という立場にありながらその異様な執着に、彼の将来を憂い、弟である希驪太子が彼を惚れさせて振って欲しい、白娘子の幻想をぶち破って欲しいという依頼を受けたのが今作の始まりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

とんでもない筋金入りの白娘子オタクです(笑)

白蛇伝を読み込むのはもちろん、たくさんの諸説まで読み込み白蛇伝を知り尽くしている、考察までしている、シリーンからは白蛇伝のプロとまで言われていました。

 

自分の思う理想の白娘子を絵に描いて、扇子に描いて常に持ち歩いているところとか。

グッズも集めさらには自分で生み出し、二次元への愛を熱く語り現実の女性には見向きもしないところ、これこそまさにオタク!!

希驪太子が彼を「捻じ曲がった上に折り返してさらにもう一周いているぐらいには屈折している」と表現しているのがまさに的を射ているww

ここまで言っちゃう?(笑)とさらに笑えちゃいました。

 

 

そしてシリーンは希驪太子の依頼通りに皇驪太子を誘惑しようとしますが…ことごとく買わされます。

タトゥーを使っても理性を総動員させて耐え切り、なんとか一緒にお風呂に入る作戦が成功したと思ったらのぼせ上がり…ここまで誘惑が通じない人はシリーンにとっても初めてで驚くシリーンの反応もまたおもしろかったです。

ことごとく鉄壁かと思いきや、シリーンを縛って桃を食べさせるとかいう変態チックなことをやらかしたり…読めない(笑)

 

 

 

皇驪太子のかなりの鉄壁ぶりに、シリーンは苦戦し続けます。

希驪太子といちゃいちゃして嫉妬させる作戦も、むしろ希驪太子と仲良しなことに喜んでにこにことその場を後にしてしまうくらい…。

シリーンのことを白娘子と重ねつつも、シリーンのことは見えていない。白娘子としか見ていないからこそ嫉妬もしない。恐ろしい難敵です。

 

しかしそんな彼も、徐々にシリーンに惹かれていたようです。

会期を終えた彼が告白したのは、シリーンが自分を偽って誘惑していたことには気づいていたこと。

その時々に見せる焦りや皇驪太子を騙しているという悲しみ、皇驪太子の志を共感しこぼした嘘偽りのない言葉など、実は鋭い観察眼で本当のシリーンを見つけ、そして惹かれていったようなのです。

告白されるまでほんとうに惹かれているのかわからなかったので、ちゃんと惹かれてたんだ(笑)ってなりましたが!

シリーンは皇驪太子の将来や自身の家族を思い別れを告げ、皇驪太子もシリーンの答えを受け入れ、最後に彼女の名前を呼んで別れを告げました。

今まで「白娘子」と呼び続けていた彼がようやく名前で…ようやくシリーンを見てくれたような心地です。以前から見てくれていたんでしょうけど、やっぱりね。

 

 

 

しかしそれから間もなく、シリーンは誘拐されて鱗帝国に連れ去られます。

実はシリーンが依頼されて皇驪太子を誘惑していることを知った婚約者の美蘭ちゃんが、鱗帝国の皇后に報告したため恨みを買っちゃったのです。

 

皇后はシリーンに媚薬効果のある金梅を食べさせ、他の男性に抱かれる姿を皇驪太子に見せて失望させようと企んでいたのですが、シリーンは見張りを倒して逃げ出します。

自分の貞操の危機に、ようやくシリーンは皇驪太子への想いを自覚しました。

必死で逃げた先でシリーンは皇驪太子と再会。

媚薬の効果で苦しむシリーンを助けるため、2人は一夜を共にします。

 

きっかけが媚薬ではあれど、シリーンも自分の想いを自覚し、彼が欲しい、彼になら抱かれたいと望み、皇驪太子もためらいながらもシリーンのその気持ちを感じ取ったんでしょうね。

きっとシリーンがわずかでも拒めば彼は抱かなかったように思えます。

 

 

結果2人は結ばれ…その次の日の展開がすごいww

皇驪太子はシリーンを着飾り、国民の前で自身の妻であると発表する式典を開いちゃったんです(笑)

展開が急すぎるwwと思ったけど、これもシリーンを皇后から守るための行動だったんですよね。

式典の後もシリーンからつかず離れず、ただぽわわんとしたままいちゃついているように見せかけて、実は神経を張り巡らされてシリーンを刺客から守っていたり…のほほんとしてるようでものすごく頭を働かせているんでしょうね。本当に底がしれないお人です…。

 

ところで改めて皇驪太子の部屋を見ると彼のオタクっぷりが分かるw

壁にでかでかと白蛇伝のポスターが貼ってあるんですよね。

それも自作。男主人公の許仙なんかまんま皇驪太子ですからね。

アンシャンテのイルの部屋にもニヤニヤしちゃいましたが、彼の部屋もなかなかにすごいww

彼らに推しへの愛を語り合って欲しいところです(笑)

 

 

皇驪太子と夫婦となり日々を過ごしているうちに、シリーンは後宮に恐ろしい秘密が隠されていることを知ります。

美蘭ちゃんが教えてくれるんですけど、この子皇驪太子のこと全然好きじゃなかったようで、でも後宮にいる姉を助けるために頑張ってたのにうまくいかなくてシリーンに泣きついてきましたw

まあ美蘭ちゃんの好きな人って…って思ってたので、皇驪太子が好きじゃないっていうのはなんとなく察してたけど。

 

そして皇驪太子がシリーンを妻に娶った理由は彼女を守るための他に、後宮を調べてもらうためという目的も秘められていたことがわかりました。

皇驪太子はシリーンを想う気持ちには本当だとも言ってくれたけど、シリーンは心の底では信じることができません。

 

基本的に男性不信な子ですからね。

目的があって、利害関係があったから妻に娶ったのだと思い込んじゃいました。

皇驪太子も優しげな物言いも、自分を傷つけないようにするためだと変換されちゃうんだからじれったい。

 

皇驪太子の役にたつため、きっと自分の存在意義を確立するためにも、シリーンは後宮調査に勤しみます。

そんなシリーンに、皇驪太子は自分の想いを告げます。

肉欲に対してあるトラウマから嫌悪感すら抱いていたようで、そんな自分を卑下しつつも素直な気持ちをシリーンに打ち明けてくれました。

綺麗事だけじゃない、言いたくない本音も交えた告白はシリーンの心にも届き、ようやく2人は身も心も結ばれることに…

じれったいけど展開も早いw

 

 

調査の結果わかったことは、後宮では定期的に側室が行方不明になっていること。

行方不明になった彼女たちは、闇オークションで売りさばかれていること。

そしてそのお金で皇后は豪遊し、宦官を雇い肉欲の日々を過ごしていることがわかりました。

 

なぜ男を買うのではなく宦官を買っていたのかというと、ざっくり言うと彼女は心から皇帝を愛していて、けれど皇帝という立場から側室も愛さないといけないことへの嫉妬心が積もり積もって爆発しちゃったんですね。

そして皇帝は病と偽り、他の女のところに行かないように死なない程度の毒で動けないようにしておいて、そんな罪悪感とどうにもならないもどかしさから男ではなく宦官たちと夜を過ごして…いくらなんでもダメじゃないか(゚д゚lll)

皇驪太子はシリーンや希驪太子たちと協力し、闇オークションに乗り込んで悪事を暴露します。

そして皇帝に盛られていた毒はシリーンが気づいて解毒したため、皇后の前に皇帝が現れ、寂しい思いをさせていたことを謝罪すると皇后はあっさり折れちゃいました。

いろいろやらかしてきたのに許されるんだww優しい世界だなww

 

皇帝は皇位を皇驪太子に譲り、彼は皇帝となりました。

皇驪太子は皇帝となってすぐに後宮を廃止し、美蘭の姉も含めすべての側室は恐怖から開放され、売られていった女性たちも皇后が改心して白状したため取り戻すことができました。

ラクルハッピーエンドですw

 

 

 

エンド後はラブラブ夫婦な2人が見れました♪

皇驪太子がシリーンの絵を描こうと思い立つのですが、その熱中ぶりがすごいww

モデルに興奮しながら写真を撮りまくるカメラマンみたいww

 

めちゃくちゃ賛辞を送りながら昼となく夜となくシリーンの絵姿を書きます。

しかもいつも持ち歩けるように団扇にww

ここにきて妻オタクここに極まれりww

二人が幸せそうならなによりです(*^_^*)

ツッコミどころはいろいろあれど、今回も楽しかったです~♪