乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

オランピアソワレ 天草四郎時貞 感想

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天草四郎時貞(cv.上村 祐翔)

天供島に漂着したマレビトの一人。
【緑】に帰化したため、【緑】の長の元で暮らしている。
以前の記憶は残っているが、多くを語ろうとしない。
だいふくの弟である白鼠の「パリス」を飼っている。

(公式サイトより)

https://www.otomate.jp/olympia/chara/?page=ch4

 

 

 

オランピアソワレ2人目です!
オランピアソワレの世界に5人しかいないマレビトの少年。
璃空ルートではマレビトについてほとんど語られるはなかったので、時貞くんルートで詳しくわかるだろうと思い2人目に選びました。

 

1人ずつプレイ後に感想にしようと思ってたのに続き進めたい欲が強すぎてかっとばしちゃいました(笑)

後から感想書こうと思うとなかなか進まず( ˊᵕˋ ;)

璃空の感想がやっぱり長すぎましたので笑ツボったシーンをあげて書いてこうかなと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】 

 

《求婚とデート》

天供島の4人目のマレビトである時貞くん。

初めて会った時には温泉や薄荷ショコラアイスにはしゃぐ無邪気な男の子に見えたのですが、いろいろ複雑な感情を抱えておりました。

そして根っこには元の世界に帰りたいと思ってる。

元いた場所に戻ることはもうできないとわかっているのに、どこかで帰りたいという思いは消えない。オランピアと似ていますね。

 

日々をなんとなく過ごしていた時貞くんがオランピアと出逢い、彼女の島を変えたいという思いに同調して僕も変えたいと思っていた、オランピアの力になりたいと一歩踏み出すところから彼の物語が始まります!

 

 

そんな彼がまず始めたのがオランピアへの求婚!たまげたww

「僕をお婿さんにしてください!」は笑ってしまったなぁ。

17歳、かわいいね!

お婿さんにしてください男子はなかなかいないね(笑)

 

まだ恋ではないけれど、オランピアの傍にいたいなって思えたその日に緑の長から求婚してはどうかと勧められてその日のうちに求婚しちゃうその素直さがかわいいです。

そして急なことにとまどうオランピアにデートをしようって誘っておいて、いざどこに行くか全然考えてなくてうろたえるところもまたまたかわいいです!


悩んだ末に思いついたのがクリームソーダを飲みに行くと!

高校生カップルか!かわいすぎか!と(笑)

年齢的にはそのくらいだから納得しちゃう。

なんと微笑ましいことかとにやにや(๑´ㅂ`๑)

 

 

 

 


《彼のもうひとつの一面》

ほのぼのデートが終わった後、黄泉の死紫城に向かう途中で【青】の男に絡まれた明日羽に出会います。

絡まれた明日羽ほんと不憫…。

頑張って靴磨いたのに、色のせいで踏み倒されそうになるし、むしろ磨かせてやっただけありがたいと思えとかいうとんでもな屁理屈こねてくるという…。

なぜ磨かせたのか( ˘•ω•˘ )

弱いものをいじめたいから絡んだとしか思えない。

もうただのチンピラ。でも権力持ってるチンピラだからタチが悪い。

 

そんな理不尽に立ち向かった時貞くんですが…

口調が!雰囲気が!やられました…めっちゃいい!

一人称は「僕」から「私」に!二人称は「君」は「そなた」に!

ギャップが!もう王族?貴族みたいに一瞬にして高貴な雰囲気を纏わせて【青】の男に真正面から立ち向かいます。かっこいい!

 

時貞くんをも見下した態度をとる【青】の男に対しても凛とした態度で冷静に諭す姿が本当にかっこよかった〜。

ここでようやく彼は天草四郎なんだなって実感。

天草四郎のイメージぴったりだなと思ったらこれが時貞の素なんだとか!元の態度が平和な天供島に馴染まなかったので緑の同年代の子に合わせて真似してるんだとか。

いやぁもうずっとこのままでいてほしい(笑)

 

お姉さんって呼ぶ無邪気な年下よりも、物腰柔らか丁寧な子の方が好きなんです( * ॑꒳ ॑*)

でもいつもの彼でいるってことが天供島に馴染むってことなのかなと思うと無理も言えない!

慈眼様の前だったりかしこまった場にいる時に見れたならその時を堪能することにしました(*^^*)

 

 

 

 

《好きになってもらうには》

その日は晶の滝でのデート。

足を怪我したオランピアは時貞くんに背負ってもらいます。

このスチルでの彼の真剣な表情が好きで…。

照れちゃうところはまだまだかわいいけどね!

 

この世界で、自分ができることはなんなのか。
本当にここにこの世界にいてもいいのか。
マレビトの自分には半身なんていないのではないか。
どうやしたらオランピアに喜んでもらえるのか。

どうしたら好きになってもらえるのか。

 

悩める青少年なのに、マレビトというこの世界で特別な存在になったものだから、何か特別なことをしなければ…特別な存在にならなければって焦りが彼には常に付きまとっていて、また彼は責任感が強いから悩みまくりですよ…。

彼には彼の素敵なところがあるのにね。汚れた手を気にする明日羽くんの手を笑顔で握ったり、汚れたお墓を自分のハンカチで拭いたり…彼が自然にしてることが素敵なことだって自覚がないものだから。

でも時貞くんにとって当たり前の行動だからこそ素敵なところだって思い当たらないんだろうな…。

 

自分のいい所ってなかなか自分には見えない。

そんな自分じゃ見えない部分を素敵だよって教えてくれるのが、その部分に惹かれ始めてるオランピアなんだろうなと思うとにやけますね!

見ている方としてはもどかしくてたまらない!

 

 

 

 

《この世界での居場所》

徐々に2人の距離は近づいているのに、まだまだ自分が成すべきことができていないからとオランピアの傍にいる資格を自分で認められない時貞くん。

璃空に続いて君も真面目すぎか!!

とうなりましたが…璃空ルートではあんなにじれじれと引き伸ばしたキスシーンが早く訪れました!!(笑)

 

緑がかった髪のオランピアかわいいぃ〜!

そしてキス中は理性がぶっとんでた時貞が正気に戻った時に素の言動で慌てまくって逃げるのもかわいい〜!

 

何かとすぐ泣いちゃう逃げちゃう系男子でかわいいですが、好きなこの前では理性が飛んじゃう所が青少年て感じで初々しい(*^^*)

でもこの若さと幼さに襲いかかる悪意よ…。

 

オランピアが好きだ。ずっと傍にいたい。

でも何も成せていない自分では彼女の隣に立てない。

こう思う原因は彼の責任感の強さだけでなく、緑の長からマレビトとしての役目を早く果たせと迫られ、できなければ偽者として処刑すると追い詰められていたからでした。

1度日本で処刑され天供島にたどり着いた時貞くんにとって、もう一度処刑されるかもしれない…そんな恐怖が彼を追い詰め、さらにもうひとつ。原色の長たちがいれば平等は訪れない、オランピアは黄の長・道摩に虐げられ、彼は天女島の女達を殺したという話を聞かされます。

 

恐慌状態にあった時貞くんはマレビトとして悪である原色の長たちを討ち、世界を救うことがマレビトとしての自分の役目なのだと、矛盾を抱えながらも思い込み、黄の屋敷を訪れ道摩さんに刃を向けます。

オランピアが道摩をかばい、道摩の言葉によって正気を取り戻した時貞くんはその場を逃げ出し…追いかけたオランピアは、彼の首に残る痣ーー斬首された痕を目にします。

 

再び殺されるかもしれない恐怖。

何も成し遂げることが出来ない自分への失望。

いろんな感情がないまぜになり、海の中でへたりこみ嘆く時貞くん。

 

そんな彼にオランピア

「奇跡なんて起こせなくていい、そのままの貴方にいてほしい」

と。やっと声に出して言ってくれた!と思ったら加えて

「処刑なんてさせない。貴方を傷つけようとする者がいるなら私がその全てをこの世界から消し去る」

ときました。

い、勇ましすぎるwオランピアめっちゃヒーロー(笑)

 

虚勢じゃなく本気だからすごい。

時貞くんの動揺もいったんひっこむほどの勇ましさ。

 

無理に自分の役目を作り上げなくたっていい。

周りが押し付ける役目なんて知ったことかです!

 

オランピアのお婿さんになりたいんでしょう。

オランピアを守り抜くことも立派な役目!

自分がやりたいこと、やると決めたことをやり遂げるのが大切。

まだ若いんだから!!これからの時貞くんが歩んだ道が、いつか偉業と呼ばれるかもしれないしね!

 

ここタイミングで彼の目の前に流れ着いたイロハバナの演出は素敵でした(*´ω`*)

今この瞬間、やっと時貞くんはこの世界で生きる理由、いてもいい場所を見つけたんですよね。

そうして2人きりの祝言を…ていう展開がまた素敵です♡

 

そして髪が全部緑色なオランピアが見れて幸せです!!

璃空の時の真っ青な髪のオランピアもみたかった!!

何故スチルも立ち絵もないんだ!!(´TωT`)

 

 

 

 

 

 

《未来へ》

緑の長の心変わりは柑南の策略だったこともわかり、その黄泉で柑南の凶行を食い止めたことで無事事件は終わりました。 

 

でも時貞くんには道摩さんに刀を向けたのことへの処罰が…と思ったら慈眼様は「なんとそんなことが」てわざとらしいし、道摩さんは「あれは戯れだろう」だし。

そしてそんなことより時貞長を継ぎなさいと話は流され時貞くんのツッコミも追いつかない(笑)

自分はそんな器ではないと断る時貞くん言いくるめる慈眼様筆頭に長たち最強です(笑)3対1とか絶対勝てないね!

 

慈眼様は時貞くんがこの地に根付くようにとももの種を渡します。

一日で実がなるものではない、長い時間がかかってもいい、立派に実るようにと願う慈眼様のお心が尊い…。

生き水のせいであっという間にわさわさ葉っぱが生えてきたそうですがwwトトロかい!(笑)

 

桃栗三年柿八年と言いますし、桃が実るまで3年かな?

時貞くんはその時20歳。

桃が実る頃には結婚できる歳になっているんだろうな…ぜひ大人っぽくなった時貞くんが見たいです!

元々の素の言動がすごく好きなので、年相応の大人っぽさが身につけばめちゃくちゃかっこよくなりそう(*^^*)

FDで〇年後の姿とか出してくれないかな…。

でもニルアドの翡翠も出てくれなかったから望み薄かな…。

でも出て欲しいなぁ!

 

 

 

 

 

《BAD END》

その① 波間の恋人たち

道摩さんの屋敷から逃げた後に晶の滝へ逃げた時貞くんでしたが、そこへ現れた柑南と薙草の言葉に激昂し、薙草を斬りつけてしまいます。

 

処刑は免れない。

この世界に居場所がないと、元の世界に帰ることを選んだ時貞くんに、オランピアはついて行くことに。

そうして2人は船に乗り海の向こう…死出の旅へと向かうのでした。

 

とことん柑南と薙草のクズっぷりがしんどい…。

もうどうにもならない状況にまで追い詰めれれた時貞くんが不憫で不憫で…。

実質心中ENDなのにスチルがとてもふつくしいのです。

二人の手を縛るクロスが神々しい…。

誰の手も届かない場所で、せめてずっと一緒にいられますように( > <。)

 

 

その②  世界が終わるまでの夢

わたし的に今作1番の誰も幸せにならないEND…。

 

柑南の策略により刈稲とオランピアは橙の地下室に幽閉され、薬のせいで互いを想い人だと思い込みながら体を繋げるという…。

そしてその傍には柑南が…。

 

柑南のオランピアへの執着が怖いし初見はこの執着に全然気づかなかったので衝撃の方が強くて…終わったあと呆然。

オランピアたちに使ってる薬、長期間は使えないらしいのです。

つまりはいつか正気に戻るわけなのです。

もうその時が怖い。めっちゃ怖い。

絶望感が半端なすぎてめちゃくちゃ胸にずっしりきたENDでした…。

 

 

 

 

《終わりに》

時貞くんのあまりの追い込まれようにはらはらとしましたが、無事ハッピーエンドまでたどり着いてよかった!

ヒロインがあなたを貶めるものは全て消すって展開珍しいやつ(笑)

途中から時貞くんがヒロインになっていたような(笑)

 

結構泣いちゃうシーンも多くて男前好きとしては物足りない感はありましたが、こういうタイプもいてこそ物語の全容が楽しめる!

ドラマCDでもいい味出してくれてました♪とても良き♡

迷って揺れて時々間違えながらも少しずつ成長して行くんだろうな…。

時貞くんはこれからおっきくなっていく!って感じでした(*^^*)

FDで自信もついたかっこいい時貞くんをもっと見たいです!

どうか出て欲しい…。いつまでも待っていよう…。

 

やはり璃空で書きすぎた&ゲーム買いすぎてなかなか感想書き終わるまでが長かった…。ようやく2人目!

次は縁予定なんですが…あと4人、先は長い(笑)

でも絶対書こうとは思ってるので!地道に頑張ります(*^^*)