乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

オランピアソワレ 縁 感想

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縁 (cv.内田 雄馬)

黄泉で一番大きい店である湯屋「死菫城(しきんじょう)」の主人。
自ら「地獄太夫」と名乗り、黄泉を仕切る権力者でもある。
特技の占いと、自慢の薬湯で客をもてなしている。

(公式サイトより)

https://www.otomate.jp/olympia/chara/?page=ch5

 

 

 

 

 

3人目は縁です!

高位の独色【紫】であるはずの彼がなぜ黄泉にいるのか、【地獄太夫】と呼ばれるようになったのか。

璃空と時貞くんはオラソワの表の面、縁と玄葉は負の面について深く掘り下げられているような感じがしますね!

1人クリアするごとにオラソワの世界を知っていく展開がとても楽しいです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

 

《紫の罪と咎》

【独色】の【紫】である縁がなぜ黄泉で育ったのか。

その理由はかつて【紫】が剥の発症を隠し、蔓延させたことへの罰でした。

【紫】の長の娘から広まった剥は紫中に広まり、【紫】の者たち全てを火にかけることで蔓延を食い止めました。

そしてただ一人、長の息子であり当時薬学を学ぶため【赤】に居たため生き延びた縁に【紫】の咎が全てかぶせられ彼は黄泉に落とされ、死ぬまで交配を禁じられることとなったのです。

 

もう理不尽すぎて唖然とするばかり…。

ただ一人生き延びた幼い子供に対して憐れむでも慰めるでもなく、一族のすべての罪をかぶせる大人たちしかいなかったのかと。

当時【紫】に居なかった彼だって何も知らなかったのに。

一夜にして家族一族全て失った彼に対してなんてむごい仕打ち。

 

今彼が笑って過ごしていることがどれだけすごいことか。

黄泉で地獄太夫として恐れられ、黄泉の者たちからは慕われ、誰かを守る、優しさを与えられる大人になってくれたことが本当に尊い

 

この島の人は嫌なことや恐ろしいことは口にしない、遠ざける、忌避するって思考が根付いていて本当に閉鎖的な世界っていうのは恐ろしい。

だからこそ【ハズシ】たちの苦悩やオランピア達の何かを変えたいっていう思いがものすごく美しく尊く感じるのかもしれません。

家族が犯した罪を、家族を亡くした子供に押し付けるなんて絶対に間違っている。

色が違うものが結ばれるのが罪だなんて間違っている。

本当に早く、オランピア達にこの島を変えてほしいと願わずにいられない…。

 

 

 

 

《白の研究》

縁はあまり出てこないのですが好きなシーンです。

 

オランピアは地上で玄葉といるタイミングで医療院の院長【青紫】の叉梗さんに出会います。

璃空√でも出てきた彼ですが、今回は玄葉との繋がりで出てきました。

剥の治療法の研究のため、彼はオランピアに【白】の血を採取させてほしいと言います。

 

天供島では【白】の研究がほとんど進んでいない。

そして天女島には剥がない。

【白】には剥の治療法のための手掛かりがあるかもしれない。

それを調べるために叉梗さんはオランピアに血の提供を求めます。

 

オランピアを研究対象として扱うことに抵抗のある玄葉は叉梗さんに反発しますが、オランピアは了承します。

希少な存在として扱われることに思う心はあれど、自分が協力することで【剥】に対する治療法が見つかるのならと清々しく笑うオランピア…。

おまけに玄葉もいる?と腕を差し出しちゃうんです。なんていい子なの…。

 

あと採血するにあたって全身からすさまじい罪悪感が滲み出ちゃう玄葉がかわいくて…。

いつも飄々としてるお兄さんが真面目になるのもかっこいいのに落ち込んでる姿を見せてくれるとかおいしい!

自分も【白】の血を研究したい思いはあるだろうに、むしろオランピアを守ろうとしてくれるところもあげるって言われて迷う優しいところも好きです。

血を分けてくれたお礼に半年おごる!って切り返すところも(^^)

 

縁√なのに玄葉の好きなところを語ってしまった!

玄葉√でも同じような展開があるんですが、これに関してはこっちの√での玄葉の方が好きなんです(笑)

本人√の方も嫌いじゃないですけど!特別な感情があるかないかで変わるもんなんですよね。

詳しくは玄葉√感想でまた改めて(^O^)

 

 

 

 

 

《真っ白な君》

黄泉に訪れたオランピアは、縁の部屋で彼に勉強を教わる明日羽と出会います。

海浬の非礼を代わりに謝る明日羽…またひどいことを言っても嫌いにならないでほしい、その代り自分がたくさん謝るからって、明日羽と2回目に出会う時毎回言うんですよ本当に明日羽いい子すぎる…。

こんな純真ないい子いないよ!?明日羽ときめきエピソードはまだまだあるのですがひとつめ…

 

オランピアの真っ白い髪に見とれて綺麗だとこぼす明日羽に初めて言われたとオランピアは微笑みながらお礼を言います。

この時に縁が何か反応しているのですよね!

明日羽が去った後に「君の髪…」と言いよどんで何も言わない縁になんだろうなんだろうと思っていたら…

後程、明日羽が素敵な秘密を教えてくれました。

縁が明日羽にオランピアの髪は「雪みたいに真っ白でとても綺麗」だとこぼしていたのです。

 

こんなのときめくに決まってるじゃないですか…。

 

しかも後日、縁から直接その言葉を聞くことに。

死菫城の中庭、枝垂桜の下で彼はオランピアに初めて会った時の思いを語ります。

家族を亡くした縁は月黄泉に引き取られ、彼からオランピアの話をたくさん聞いていました。

白い女の子の話を何度も聞かされ、どんな子なんだろうと想像して――そうして出会った、雪のように真っ白いオランピア

 

けれど初めて彼女をほめたのは明日羽になってしまったとこぼす縁!

そしてそんな真っ白な彼女

ときめいて!しまうじゃないですか!!

あの時の反応は、先に言われてしまったと思ったからだったんですね!

 

綺麗だという言葉は明日羽に先をとられてしまった。

では真っ白いオランピアのすべてを奪う男は誰になるのだろう。

縁の言葉に驚くオランピアへ、からかいすぎたと笑う縁ですが…本当にからかっただけなのか。

交配を禁じられた縁ではオランピアの相手にはなれない。

オランピアの交配相手として自分を除外している縁と、そんな縁に惹かれつつあるオランピアとの擦れ違いがもどかしくなる一コマです…。

 

 

 

 

 

 

《黄泉の地獄太夫

地上では色層に格差のある者たちが結ばれるのは【ハズシ】と呼ばれ、最悪処刑されてしまうほど許されないこととされています。

けれど黄泉では格上の色層の者が黄泉の女に自分の子を産ませるという蛮行が横行されていたようなのです。

色層が上な者ほど子が産まれにくいことから生まれた慣習のようですが…人を人とも思わないような恐ろしい蛮行。

 

尊い色を残すと考えている者ほど、女性というものは子を産むための道具としてしか考えていないのかも。

ほんとに何がそんなに偉いのか…オラソワの世界に抗う主人公たちは尊く美しいけれど、こういうモブ達を見るのはしんどくなりますね…。むかっ腹が!

 

縁と玄葉が子供の頃にお世話になった女性もその被害に合い、孕んだ子を産む前に自ら命を絶ち、縁たちは無残な【剥】の躯となった彼女を見たのだそうです。

その出来事から縁はこの黄泉の者たちを守る道を決め、【地獄太夫】として黄泉の者たちを守っているのです。

 

今は同意の署名がなければ許されず、破れば黄泉に行ける権利を剥奪される。

今すぐそんな慣習なくすべき!と思いますけれどね。

一度決まったこと、昔からの慣習を完全に断ち切ることって本当に難しい。

けれど縁は全てを失い黄泉に落とされたという立場から【地獄太夫】と呼ばれるほどにのし上がってきたんです。

つかみとった立場で、今できる最大限の力を使って女たちを守るための手段を確立することができたんです。

もうそれだけでうるっときますよ。

 

自分の役目はここにあるっていう縁はもう黄泉の長と言っていいと思う。

何もない立場からのし上がって、実際に少しずつ黄泉を変えつつある縁を見ていると天供島のこの先がますます楽しみになりますね!

今何かを変えたいと思い始めたオランピアもきっと…期待に胸が膨らみます。

 

 

 

 

《白と紫》

璃空・時貞くんを経てなんと、縁の√では天女島へ行くことができました!

実は天女島を囲う渦潮は【白】の女たちを守るためにあるものて、オランピアが近づくと渦潮は消えるんだそうです!びっくり!

 

そしてまたまたびっくりなのが【白】と【紫】の因縁です。

昔、【月の舟】に乗って天女島に降りた【紫】の男は【白】の女に殺された。

【紫】の一族には、いつか天女島に上がることになったら報復するのだと言い伝えられていたそうなのです。

だいふくがずっと【紫】は…と気にしていたのはこれだったんですね…。

 

【白】と【紫】の因縁も事実。

けれど幼い頃月黄泉から聞いていた【白】の女の子の話に憧れ、幼いながらに淡い恋心を抱くようになって…いつか出会える日を夢見ていたのに、【赤禍の災】が起こってしまったそうなのです。

【黄】の後見人を得て世界で1人の特別な【白】となったオランピアが黄泉に降りてくる可能性など0にも等しい。

全てを失った縁に新たに芽生えた小さな希望が潰えてしまった…その時彼の絶望を思うとほんとしんどいです…。

 

そうして現在、伴侶を探すために外を出たことでオランピアと会うことができた縁。

他のオランピアが他の男に触れるだけでその男を殺したくなるとか言うのに、その感情が恋なのか【紫】の使命があるからか欲望なのかわからないって言うんですよ!

恋焦がれた人に会えて互いに恋に落ちるって展開になるにはいろんな事情が複雑に絡み合いすぎてるのかな…?

オラソワって物語の主軸が婿探しなのに、なかなかくっついてくれなくてもどかしい!

婿探しだからこそ、オランピアが特別な存在だからこそ一筋縄にはいかないとんでしょうね。

とてもじれったい!でもそれも楽しい!

 

 

 

《姉の死の真相》

縁の姉・絢雨が元凶となった紫の災。

けれどなぜ剥にかかったことを【紫】の者たちは隠したのか、そして横たわる絢雨の顔に被せられた【青】の紋章入りのハンカチを被せたのは誰なのか、姉の手紙の「【青】に殺された」とはどういうことなのか。

 

これらの疑念から、縁は【青】の長・珠藍と叉梗が姉を殺したのではと推察し、真相の解明・報復を考えていました。

けれどオランピアは島の女の子が通える学舎を作り、弱い立場を強いられている女の子達のことを憂う珠藍の姿を見て彼女が犯人だとは思えずにいました。

 

全てを明らかにするため、オランピアと縁は黄泉のさらに奥底・奈落で珠藍と叉梗と対峙します。

絢雨を殺したのは自分だと言う珠藍でしたが、叉梗の口から全ての現況は元【青】の長・吾紺だということがわかりました。

そしてもうひとつ、珠藍は19歳の時に剥にかかり、子供を産めない体だということも…。

吾紺は子を産めない醜い体となった珠藍を疎み、珠藍が妹のように親しくしていた絢雨に子を産ませようと辱めたのです。

その上それをバラせば【紫】の長の名を貶め、弟の縁の未来も閉ざすと脅したのです。

 

オラソワの世界って人でなしなキャラはその度合いがめちゃくちゃハイレベル!!

なんっって最低なんでしょうね!

そして【原色】であり【拔】も使える、選ばれた色層という意識が高いのか…明日羽に絡んだのも【青】だったし!

 

長まで人でなしだったのに、ほんと璃空があんなにまっすぐに育ったのは珠藍さんのおかげだよ…。璃空の性格が素直でまっすぐだったのもあるんだろうけど、あそこまでいい子に育ててくれて珠藍さん本当に感謝です。吾紺が璃空を育ててたらと思うと恐ろしい。

いやむしろ璃空が【青】にくることはなかったのかな…?黄泉で【青】が産まれるなんて許せんって感じで疎まれるか消される可能性もあったりして…おそろしや。

 

あのまま吾紺を生かしていたら、どんどん犠牲となる女性がでていたかもしれない。珠藍さんと叉梗さんは大きな罪を背負うことで、これから犠牲になる人たちを守り、もうそんなことが起きないような世界を作ろうとしているんだと思うと涙が出そう…。

自分の幸せなんて全く考えていないところがなおさら切ない…。

 

この世界を変えたいという思いはオランピアたちと同じもの。

オランピアは剥の治療法を探すために協力する代わり、縁や次代の【白】には手を出さないこと、黄泉に学校を作りること、黄泉の者が地上に行けるようにすること、地上にも手紙箱を置くことを交換条件にしました。

そして今知った真実はこの奈落に置いていこうと…。

真実を明らかにするよりも、同じ未来を夢見るものとして協力していく道を選んだんです。

 

みんなそれぞれ、大切なものを失った4人。

珠藍さんには【青】の長として歪んだ思想を変えていける力があると思うし、縁は【地獄太夫】として黄泉をこれからも守っていける。叉梗さんはこれからオランピアの全面協力のもと剥の研究ができるし、オランピアはこれからも手紙を届けて地上と黄泉を繋ぐ象徴となっていく。

明るい未来しか見えませんね!最強のグループができあがったぞ!

珠藍さんが味方につけば【ハズシ】の待遇も良くなる可能性が高いですし!

 

縁のお姉さんの身に起こった真実は本当に辛いものだけど…オランピアがいるから、2人で支え合えるから未来に目を向けることができる。

本当に、縁もオランピアもこれからは幸せになってほしいです…。

できることなら、珠藍さんと叉梗さんも幸せになってほしい…。珠藍さんの手記がしんどすぎるのでほんと幸せになって…。FDください(´TωT`)

 

 

 

《BAD END》

 

その① 女王蜂

オランピア花魁が花魁っぽくなってます。

縁が叉梗さんによって誘拐・幽閉されて、彼をいつか救い出すために【白】を増やすために様々な男と体を繋げる日々を送ってるんです。

つらい…オランピアが完全に母胎としか見られていない。何人も産むまで縁に会えない。本当にに会わせてもらえるかもわからない。

あの明るかったオランピアの目が虚ろで闇を孕んでて、縁に会うっていう思いだけで心を殺しているめっちゃしんどいENDです…。わたし的2番目にしんどい。縁は出なかったけど、END後の縁の独白、彼の声めっちゃ低いんですこわい…。

 

その② 月夜の咎人

ある夜、縁はオランピアを北の浜に誘います。運が良くなければ見られない月光貝はこの時見ることができず…。

そこでオランピアは縁が1人で叉梗さんを殺してしまったのだと打ち明けられます。憎しみを抑えることができなかったんですね…。

罪人として捕らえられ処刑されるより、オランピアに殺されたいと彼女を呼び出したんです。身勝手だよ…ひどい男だよ…。

好きな人に殺してもらうって、絶対自分のことを忘れられないようにさせるつもりだよね、そういう人のことをヤンデレっていうんだよね。ほんとに勝手だよオランピア辛すぎる…。

そうして縁はオランピアの中に大切なものを残していき、彼は晶となってオランピアの傍にあり続けるのです。ずっと離さないし離れないし忘れさせない。ひどい男です。あぁ切ない…。

 

 

 

 

《終わりに》

 

縁√の明日羽はことごとくいい仕事をしてくれました(笑)

オランピアの髪が綺麗だって言ってたことから始まり、手紙配達のポストは実は縁の手作りだったとバラしてくれたり、明日羽に貝殻を渡すことで縁のことを思い出すきっかけになってくれたり…ほんといい仕事する!

いつか大きくなった明日羽がお医者さんになるのが楽しみです。おまけイラストでいいんでビジュアルが見たい!ぜひ貝殻を持ってポーズとった絵がいい!玄葉みたいなうさんくささはいっさいない(笑)優しいお医者さんになるんだろうなぁ。

 

ポストの件を知りお礼を言うオランピアに照れる縁がめっちゃかわいくて…いつも余裕たっぷりな人が照れるとこが見れるとニヤニヤしちゃいますね!

始めは自分の感情が恋なのかはっきりとわからないって言ってたけれど!

明日羽に先に髪が綺麗だって言われてもやもやしたり、ポストのことで照れたり、オランピアの不意打ちに蛇の生殺しだと言ったり…じわじわと恋に傾いてきてる感じがもうとてもよかったですね!

こちらとしては恋でしょ!恋だよ!と思ってはいても、縁が自分でみとめられないと進みませんからね!じれじれながらも進んでいく展開がとっても美味しい♡

 

個人的には

「リボンをほどいてはならないという、あの無慈悲な命令を撤回して欲しい」

の場面が物凄く好きです!

オランピアの半身発言に動揺→からのオランピアのリボンを結び直す→からの追い出して後日保護者である道摩に挨拶っていう展開がもうかわいい!

欲望のままに推し進めちゃう展開ももちろん大好きですが、崩れた理性を頑張って頑張って押さえ込んでくれる展開も大好きなんです。物凄く大事にしているからこそ我慢してくれてるんだろうなぁ

でも目の前にいたら耐えられなさそうだから追い出しちゃう縁がめっちゃかわいかったです!

 

実は幼い頃からオランピアに想いを寄せていた縁はニルアドでいう隼人ポジションを少し受け継いでるような感じでしたね!

エロっぽさと闇抱えてる感じは紫鶴さんっぽいのに、彼よりかわいいところがまだ若いなぁ(*^^*)

あまりこの手のビジュアルキャラには落ちないタイプですが、縁はときめきました!楽しかった〜!

 

 

 

やっと縁の感想も書けました!ようやく折り返しなのにもうダイロクが発売されてしまったというwww今年の乙女ゲーム発売スパンが短すぎて感想書くとなるとほんと追いつかなくてやばいです(笑)

感想も書きたいけどダイロクもしたい!のでダイロクもし始めようかと!次は1人につき感想書いて行く方がいいかな…?書き方を変えた方がいいかな…?まだまだ自分に合ったやり方を模索中です。

ダイロクしながら玄葉の感想も少しずつ書いて行きます!あと3人分、頑張ろう!