乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

オランピアソワレ 玄葉 感想

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玄葉 (cv.杉田 智和)

中立組織「コトワリ」の副所長。
免疫研究に力を注いでいる医学博士だが、主人公を見るとからかわずにいられない性格。
空気を読むことに長け、場を明るくするみんなの兄的存在であるも、内心では色層という階級制度には強い反発を覚えている。

(公式サイトより)

https://www.otomate.jp/olympia/chara/?page=ch2

 

いろいろしたいことがありすぎて、ものすごく久しぶりの更新になっちゃいました( ˊᵕˋ ;)

ブログを続けたい気持ちは変わらないので、またぽつぽつと更新していきます!

 

オランピアソワレ4人目です!

お声は杉田さん!素敵でした!

初めての乙女ゲ杉田さんキャラって緋色の欠片の拓磨だったんですが、それ以降の杉田さんは怪しいor癖のある人たちが多かったものですから、こういうお兄さんキャラな杉田さんが楽しかったです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

 

《黄泉のお医者さん》

 

黄泉の死菫城に訪れたオランピアは、子供たちの泣き声を耳にします。

近づいてみるとどうやら玄葉に泣かされているよう…子供たちをいじめているのではないかと扉の向こうを覗くと、そこでは玄葉が子供たちに予防接種をしていました。

注射で泣いていたんですね(笑)

なんとか注射をしないで済むようにしたい男の子と玄葉とのやりとりがかわいかったです!

 

黄泉には定住する医師はおらず、病の時には地上に上がってもいいとされているけれどほとんど上に行く者はいません。

唯一いる医者は医師資格はなく見様見真似でしているそう。

黄泉育ちの玄葉は黄泉の医師を育てつつ、定期的に黄泉の者達の体調を診ているのでした。

いつもふざけた態度ばかりとってるお兄さんなのにね!ずるいですよね!!

 

 

 

 

《ハンカチの落し方》

 

交配相手を探さないといけないわけですが、そう簡単に見つかるはずもなく…幼い頃は天女島で、5歳からは【黄】の屋敷に閉じこもる生活を送っていたオランピアなので異性はおろか人と関わることに慣れていません。

広場に佇むオランピアの元へ玄葉が訪れます。

 

玄葉曰く、島でたった1人の【白】に話しかけられるのは難しい。

人によって、処刑台に登るくらいの覚悟がいるのだと!

大袈裟ですが、たしかに雲の上の存在だった人にいきなり声をかけられませんよね。

むしろそんな存在を初対面からいきなりデート誘うような男信頼できなさそう…。

 

そんなオランピアに玄葉からのアドバイスは、ハンカチを落としてみよう作戦でした!

つまりは会話のきっかけをオランピアから作るのだ、という試みですね!

 

早速実践するオランピアがかわいくてww

しかも物陰からこっそり覗いてるんです!かわいすぎか!

紆余曲折を経て初めてハンカチを拾ってくれたのは、まさかの言い出しっぺ玄葉でしたww

 

でも終わってみてから思えば、この作戦は本当に大成功でしたね。

玄葉に扶桑さん、2度もオランピアに大切な出逢いを運んできてくれました。

扶桑さんとの文通を始めるシーン本当に好きなんです。最後を知ったらその感動もまたひとしお・・・。

 

 

 

 

 

 

《非時丹・涅》

 

玄葉ルートにて初めて剥の唯一の治療薬の名前が出てきました。【非時丹】と言って、これを使うと5割の確率で剥を治すことができるのです。

けれど、5割ってとても確率が低いですよね。 しかも生き残っても剥によってただれた皮膚は治らず、後遺症を残す可能性も・・・。剥にかかって、何事もなく治る確率はほんの一握りなのでは。

 

そんな【非時丹】の改良版である【非時丹・涅】なんと、9割の確率で白が治るのです。

ただし薬の副作用が問題で、この薬を使うと身体のどこかの部分が黒く染まってしまうのです。  

 

【黒】が疎まれるこの【色層】重視社会、しかも剥にかかるのはほとんどが【原色】【独色】などの高位のものたちばかり。

このことから治る確率が格段に上がるのに、使われることはあまりない薬なのです。

 

「【黒】に染まるくらいならば死を選ぶ」

剥にかかりながらもそう述べた【黄】の男性は、それでも生きてほしい妻の願いにより【非時丹・涅】で生還しましたが、黒く染まった自分の体に絶望し、言葉通り自ら死を選んでしまいました。

 

兄弟であっても色が違えば離れ離れとなり、病気によって色が変わってしまえば【黄】であっても、色札を剥奪され貶められる。

何よりも【色層】を重視する社会に何回もしつこくなりますが、うんざりしますね。

 

玄葉も【色層】にはウンザリしているだろうに。こんな人達を見捨てるでもなく、命を粗末にする人を減らしたくて新薬を研究するところがね、いつもからかってばかりなお兄さんのくせに。

【黄泉】の子供達を見ている時も思っちゃったけれど、しっかりお医者さんをしているところを見ちゃうとやっぱりかっこいいと思っちゃいますね!

 

 

 

 

 

 

《2人の距離》

 

玄葉とオランピアとの距離さなかなか近づきません。すごくじれったいんです。

オランピアの方はもう絶対玄葉のこと好きでしょうに!って言えるくらいトキメキまくってるのになかなか認めようとしないのがとてもじれったい!

 

そして玄葉の方もなかなか本心を見せてくれません。さすが大人、動揺する姿は少ない。

時々小さな反応を見せてくれることはあっても、オランピアが気づくには難しいくらい微かなものです。

 

そんな彼がちょっとずつオランピアに好意をいだいていくのがね!何気ないけどいいですよね!

薙草がオランピアにプレゼントした薔薇の香りつきの折り紙を見た時の表情とか!

返すつもりだっていうオランピアにそうだな、って口では言ってるのに表情は少しムスッとしてるし・・・その上、自分の持ってる香水(眠り薬ですが)をかけちゃうとか!それ嫉妬ですよね!

いつもぐっと感情抑えてる玄葉がやっと動いてくれたぞ!と思っちゃいました(笑)

 

けれど玄葉は普段おちゃらけているように見えて、自分が【黒】だということに強い劣等感を抱いているようでした。

劣等感とは違うのかな・・・?多く望むことを諦めているというか、望まないようにしているというか。

 

大人ですからね。オランピアの気持ちだって気づいたんでしょうね。それでも

「自分の立場は弁えている」

「【黒】の俺があんたの横に立つということは、処刑台に上る勇気がいる」

と、遠ざけようとしちゃう。

大人ならではの理性が働いちゃうのかな・・・!

1歩前に踏み出せないのがもう・・・!。もっとガムシャラになってみようよ!

そんなの関係ないって玄葉に告白するオランピアのがかっこいいよ!玄葉がんばれよ!ってなりました。

 

やっと恋人になれたと思ったらそれだけじゃ終わらないという・・・。

海デートリベンジで初めてのキスを交わした時、オランピアの髪が黒っぽく染まります。他ルートだったら魂の半身確定だバンザイ!なんですがね!違うんですよね!

ここでオランピア、確信が持てなくて玄葉に気の所為じゃないかと誤魔化します。そして誤魔化された玄葉からしたら、自分が【黒】だから、【白】に悪影響を与えるんじゃないか。オランピアを黒く染めてしまうんじゃないかと思い悩んでしまうんです。

それを言えばいいのに!はっきり言わないからさらにオランピアが誤解してややこしいことに!!

 

縁ルートであった採血の話なんですが・・・縁ルートだとほんとすんなり進んだのに。剥の治療薬を見つけるためだからってオランピアから自主的に採ってもいいと差し出すほどに。

玄葉ルートでは、玄葉がオランピアに特別な感情を持ってるからためらって言えなくて・・・言わないからこそ、【白】を研究するためだけに自分と付き合ったんじゃないかとオランピアは誤解して。玄葉は否定せず、誤解を増長させるようなことを言って・・・2人は別れることに・・・。しんどい・・・。

ひとこと否定して、誤解を解けば済んだだろうに!絶対海での出来事が尾を引いて逃げたんですよ!一歩踏み出したのに二歩引いちゃったんですよ!

だから薙草が調子にのるんだよ玄葉がんばれよぅ!

ここらへんすごくしんどかったです・・・。

 

 

 

 

 

 

《救うべきか、救わざるべきか》

 

ちらと前述した薙草ですが・・・私の中で最低ストーカー野郎と化してしまいましたね!

縁ルートでは軽くあしらわれた彼でしたが、玄葉ルートで輝きました。もちろん悪い意味で。

オランピアには友達でいいからって言っておいてその日のうちに婚約か?みたいな記事を出すところも姑息!

 

オランピアの気持ちを全く考慮しないやり方にいらっときていたけど、この人は本当にオランピアの気持ちなんて考えていなかったんです。

全て自分の為、自分が【黄緑】である自分が【原色】よりものし上がるために【白】を手に入れようとしていたんです。

 

自分が1番になりたいがためにオランピアを手に入れようとして、そのためにはオランピアが傷つくことなんて全然お構い無し。まだ彼女に執着心を見せる柑南の方がましだ・・・この人は本当に自分のことしか考えてないってゾッとしました。

【化色】である玄葉を蔑み、彼の命と引き換えにオランピアを脅して彼女を無理やり手に入れようとします。いや、もうオランピアの家に押し入った手段がただのストーカーです。まるっきり犯罪者。またまたゾッとしましたよ。

 

オランピアが諦めようとした時、薙草は急に血を吐きました。剥になったのです。

薙草は動揺して出ていったため事なきを得たオランピア。その足で玄葉の元へ、剥にかかっていないか確かめて欲しいと訪ねます。

 

オランピアの話と同時に薙草が剥になったという知らせを受け、オランピアに何が起きたか悟った玄葉。

「だいぶ心変わりが早いよな。もしかして最初から二股かけてた?」

とか他にもいただけない言動はありましたが!自分の気持ちを抑えて遠ざかろうとしていた玄葉が嫉妬からの押し倒しキスしてくれちゃうとときめかずにいられませんでした悔しい!

けれど黒に染まりそうなオランピアの髪に再び動揺し留まった時、黒羽とオランピアは道摩の使いに呼ばれます。

 

訪れた黄の邸で道摩は玄葉に、オランピアを娶り黄の長を継ぐこと、薙草はこのまま見捨てることを提案しました。

薙草は剥から助かれば必ず再びオランピアを手に入れようとし、玄葉を陥れる。ここで見捨てて道摩の提案を受ければ幸せになれるのではないかという道摩の言葉に動揺する玄葉。

【赤】の長・朱砂、【青】の長・璃空、【黄】の長・玄葉とか島の未来はめっちゃ幸せになる予感しかしない!とか雰囲気も読まずに一瞬興奮しましたよね!あと道摩さんが薙草を【黄緑】の馬鹿息子って呼んだのもクスリとしました。

 

けれど医者として剥を治すために尽力し、たとえ自分を蔑む者たちであっても救おうとしてきた玄葉が命を見捨てるなんてして欲しくない。

しかし玄葉にとっても薙草はオランピアを汚そうとした憎むべき相手。だからこその葛藤が・・・。

それでも一晩考え、憎しみを押しのけ薙草を助けようと切り替える所はさすが医者。

正直死ねばいいと思ってるとか回復してから殺すかもしれないとか物騒だけど(笑)

 

【白】の血と【死に水】からヒントを得てた2人は天女島に赴き、【生き水】を手に入れ研究を進め、玄葉は新たな特効薬を作り上げたのでした。

 

 

 

 

 

《運命の半身》

 

新たな薬が完成した後、玄葉がオランピアの家に訪れました。

オランピアの髪の色が変わる秘密を尋ねる玄葉。答えによってこれからの行動が変わるって言い方がとても良い!

 

髪の色が変わる秘密を知った玄葉。

やっと、オランピアに告白をーー【黒】として処刑台に上がるくらいの勇気がいると言ってた玄葉から、自分を夫にしてほしいと告げてくれました。

気分はやっと掴まえた!って心地です。

真っ白なオランピアが好きで、守りたくて、そんな彼女を黒く染めてしまうかもしれないことが恐ろしくて逃げてしまった玄葉。

けれど薙草に奪われかけた時、黒く染めてしまえばどこにも行けないんじゃないかとも思ったと!

本能のまま突き進めばオランピアはむしろ喜んでくれそうなのに、そこで逃げちゃうところがもったいない!【黒】として生きてきたからこその卑屈さなんだろうとはわかっているけれど惜しいものです。

 

そして黒く染まったオランピアがスチルで見られました!とても嬉しい!

夜から朝までの楽しさを、オランピアは身をもって知ることになったのでした( ^ω^)

 

 

 

 

《三色の厚い友情》

 

浜辺で1人佇むオランピアの元へ、薙草が現れます。

玄葉のおかげで命が助かった彼ですが、まぁ懲りてないこと!

【黒】を蔑む気持ちは全く変わらず、玄葉が薬を作ったのも道摩に取り入るためだときめつけます。

けれどこれは玄葉に対する妬みのように感じますね。【黄緑】の自分を押しのけ【黒】が自分より優れた功績を上げるなんて、彼からしたら許せないんでしょう。

【原色】を超えるための努力なんて最初から諦めて【白】を手に入れることだけに執着してる彼に言われたくないですけどね!

 

【黒】なんてオランピアに相応しくないと言いながらも刃物を向ける薙草の前に、朱砂・璃空・玄葉が立ち塞がります。

オランピアを脅迫・暴行の容疑で連行されることに!やったね!

謀ったのかと叫ぶ薙草に偶然だと話す玄葉と朱砂に合わせる璃空がどもってるのがとても面白かったですww

 

連行する直前、にこやかだった玄葉が薙草に声をかけた瞬間に

「何も見ない、見なかった。そうだな璃空」

「そうだな・・・・・・一切、俺は何も見てない」

って即座に喋る朱砂と璃空が最高で!以心伝心が過ぎるww

 

【黒】の卑屈とか全部捨て去り逃げないことを選んだ玄葉はかっこいい!

もう2度とオランピアに手を出さないよう逆に脅しつけ、「二度と俺の嫁に近づくな」と殴りつけた時の感動といったら・・・たまりませんね!

 

 

 

 

《BADエンド》 

 

その① 未開

 

なぐさを助けないエンドです。

やっぱり助けようと思った時にはすでに遅く、その上玄葉まで剥にかかって2人とも死ぬという怒涛の展開に。

薙草が死んでしまうルートはあるだろうと思ってましたが、まさか玄葉まで死ぬことになるとは思いませんでした。薙草が死んでも幸せになれることはないと思ってたけれど、こんな展開になるとは。

そうしてオランピアは自宅で1人、玄葉の白衣や頭蓋骨を抱きながら悲しみに暮れるという結末に・・・しんどい・・・。

 

 

その② 誰にも

 

薙草を助けようとおもったけど勝手に助かってしまったエンドです。

薬は間に合わず玄葉は何も功績を残していないため、薙草によって玄葉は謂れのない罪を着せられ連行されることに!理不尽!

しかき玄葉は処刑される前に脱走し、薙草とオランピアの前に現れ・・・彼女を刃物で刺すのです!「俺もすぐに行くよ」と言いながら・・・心中エンド・・・。

 

自分から遠ざけよう遠ざけようとしてた玄葉がその道を選ぶとは。

薙草エンドになるなかなと思ってたのでね!薙草だけサブエンドみたいなのがなくってある意味可哀想になりました(笑)でもやっぱりキライだけどね!

それだけ玄葉にとってオランピアの存在が大きくなっていたんでしょうね。

【黒】であったせいで諦めることが多かった玄葉が、医者である玄葉がこの手段をとったことがなによりも思い。玄葉の心情の描写もなく一瞬で終わりましたからね。エンド後タイトルでのBADボイスも、「今度こそ間違えない」っていう一言の重みが・・・しんどい。

 

 

 

 

 

 

《終わりに》

 

玄葉ルートは結構しんどかったです・・・

【黒】ならではの苦悩をめちゃくちゃ感じて、他ルートでは気のいいお兄さんなのに本人ルートだと逃げちゃうところがちょっと残念さが否めず・・・!

たまにそんな展開の人いますよね(笑)

 

けれどいろんな障害があった分、吹っ切った後が甘い!開き直ったら強いタイプ!

一度奪われそうになったからこそ執着は深く、強引になるとかときめきますね!逃げてた玄葉を追いかけてたオランピアがそんな玄葉に照れて戸惑うところがまたかわいいよもっとやれぃ!

なので後日談や手記が甘くて甘くて・・・めっちゃ好きです! 

 

あとはサブですが、夕菅という【黄】から【黒】になった女の子が自分の黒髪を隠さず出歩けるようになったのにすごく感動しました!

彼女が運命の半身に出会った話がめちゃくちゃ見たいです続編お願いします!!!