乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

遙かなる時空の中で3 平 知盛 感想

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平家の将として望美ちゃんの前に幾度も現れ、彼女との戦いに固執する青年、平知盛(cv.浜田賢二)です。

どの時空においても知盛は望美ちゃんに興味を示し、幾度も戦い、そして壇ノ浦で最後を迎えます。

数々の運命を塗り替えてきた望美ちゃんですが、死へも強い執着を見せる彼の運命をなかなか変えることができなくてーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】

もうこの人と結ばれるって、どういう経緯でなるのだろうと思ってました。

銀と知盛が同一人物だと思ってた頃は、この人が戦いを求めるようになった理由があって、もっと前の時空ーー平家が栄えていた頃に望美ちゃんが行くことになるのかな、そこであの御簾越しの出会いと繋がるのかなと思ったりもしたのですが、まず同一人物でもなかったので(笑)

 

となると、この人は心の底から戦いや殺し合いを求める人なんですよね。

「死ぬと思ったその瞬間が一番生きている心地がする」というセリフの通りの人なのです。

 

この人にとって興味がある事は戦いの場で感じる高揚感だったり、剣をふるう望美ちゃんだったり…。

生に執着していない、むしろ死を求めているからこそ、何度も自ら命を落としているですね。

 

戦いたいから戦う、怨霊になりたくないから誰にもたどり着けないところに行くことになんのためらいもない、自分の欲にどこまでも素直な人でした。

そんな人が惹かれる相手は、同じぐらいの欲の強い人だった、ということかな。

知盛に生きて欲しいじゃ足りない、彼の全てが欲しいと言い切った望美ちゃんだからこそ、彼を生に繋ぎ止めることが出来たのかなと感じました!

 

知盛√に入るには今までの√で見た彼の死に加え、個別イベントを見た後にも望美ちゃんは彼の死を見届けないといけないんですよね。

ちなみにこの個別イベントめっちゃ好きでした。

 

雨の中での出逢いから始まり、共に舞を舞ったり、怨霊を一緒に倒したり。

怨霊を炙り出す時には望美ちゃんの言葉を何も疑わずに信じてくれたり(罠でもいいと思ってた節はあれど笑)

 

そしてこんな戦闘狂なのにめっちゃ雅なところを見せてくれるんですよね。

そういうの弱いんです…そういうとこめっちゃ好きです(o´艸`)

 

しかしこんな素敵な出会いとやりとりを見せてくれた後でも、知盛にとっては望美ちゃんは生への執着するためのものになり得ないんですよね。つらい…_:(´ω`」 ∠):_ ...

運命の上書きの周回も大変で知盛さんほんと困った人(笑)

 

知盛を死なせないためには壇ノ浦を迎えない、和議を成立させるしかないんです。

平家も終わりを迎え、満足の行く戦いもできた後だと彼の執着するものは何も無くなってしまうから。

 

でも彼の命を繋ぎ止める代わりに、あの素敵だと思った雨の日の出会いや共に舞った思い出がなかったことになるのは残念でした。

運命の上書きって素敵な場面がなかったことになって望美ちゃんの中にしか残らないのが本当に残念だと思います。

 

でも和議の時が初対面だからこそ、知盛との戦いを始めるシーンが際立ちましたね。

望美ちゃん自身が自分を知らない知盛に会う理由があやふやなままだったけど、彼と言葉を交わして自分のことを覚えておいてほしい、それだけじゃ足りない、彼のことが欲しいと気持ちを自覚していくシーンが素敵でした(o´艸`)

 

戦いながら自覚していくのはもう相手が知盛なので仕方がない(笑)

今までの思い出を捨てて、体でぶつかっていった望美ちゃんの執着がやっと彼を繋ぎ止めることができたんですよね…。

今回は、望美ちゃんお疲れ様!よく頑張りました!っていう回でした(ˊᗜˋ)

 

展開あっという間感はあったけど、遙か3の流れもつかんでる終盤なのでそこまで(笑)

この2人はこういうものなんだな、と。

 

エピローグの知盛さん見てると望美ちゃんはこれからも振り回されそうだなぁ…。

まさかこの人も現代にくるとは。

銀さんの時はなんでもできそうな人だと思ったけど、知盛さんは現代にきて何できるのか…望美ちゃん、がんばれ(笑)

 

そして後日談のわちゃわちゃ感めっちゃ楽しかったです(*≧∀≦)

どこから拾ってきた!もといた所に返して来なさい!ってノリの九郎くん最高です(笑)

知盛には振り回されてツッコミに回る将臣くんもおもしろいし、銀さんが迎えにきたのに望美ちゃん見て180度行動が変わるとこめっちゃ笑いましたww

 

最後にほっこり笑わせてもらって嬉しかったです!

さあ、遙か3もとうとうラスト、大団円√へいってきます。