2020-03-22 遙かなる時空の中で3 運命の迷宮 リズヴァーン 感想 遙かなる時空の中で3 運命の迷宮 4人目にリズ先生クリアしました。 先生と運命って言葉は切り離せないのか…。 今作では運命の上書きはないのかと思っていましたが、まさかのでした。 でも八葉たちの中で運命の上書きをすることになる人が1人だけいるとしたら、先生が1番ふさわしかったかもしれませんね。 【ネタバレ感想】 先生も前作までは希望ちゃんを死なせないために運命の上書きを繰り返してきており、ずっと気を張っていたのでしょうか。 今作ではお顔を出していることも相まって、表情が比較的穏やかでよく笑みを見せてくれる気がします。 思いついた時に先生に特訓を頼むところは変わらない望美ちゃんですが、特訓終わりにリスと戯れながら一緒に過ごすシーン和みました。 動物は優しい人がちゃんとわかるのでしょうね、先生の頭や肩にリズが乗っててかわいかったです。 異世界での彼の行動は、全て望美ちゃんを強くするため、彼女の命を守るためのものでした。 戦の最中にある時代であり、何度も彼女の死を見届けてきた先生からすれば、心穏やかでいられる時などなかったのではないでしょうか。 荼吉尼天を倒し、平和な世界にいることで、本来の先生の穏やかで優しい部分がたくさん見ることが出来たような気がします。 しかしずっと平和でいることができず、先生は望美ちゃんが心のかけらを取り戻す度に、茶吉尼天に体を乗っ取られてゆくことに気づいてしまいます。 先生は景時さんと協力して迷宮を閉ざそうとしますが結果失敗し、望美ちゃんは茶吉尼天に体を乗っ取られてしまうことに…。 一度体を取り戻し家に戻りますが、心のかけらを取り戻しに行こうとするリズ先生と共に戦うため、再び迷宮へと向かいます。 そしてここからがリズ先生らしいシナリオでした。 望美ちゃんたちは立ち向かいますが、荼吉尼天に力及ばずに望美ちゃんの心は完全に荼吉尼天に奪われてしまったんです。 運命を変えることができたはずだと思っていただろうに、再びリズ先生が目の前で望美ちゃんを失うことになろうとは…先生辛い。 そして先生は以前と同じように運命を上書きしてみせると奮い立ちますが、その時荼吉尼天は、もう何度も同じことが繰り返されていると話します。 驚くリズ先生に見せたのは、手のひらから溢れるようにこぼれ落ちる大量の忘れられた結晶たち。 先生自身忘れてしまっているけれど、この結晶の分だけ先生は運命を繰り返しているんですね。 先生の戦いはまだ終わっていなかったんです…。 自分の身を犠牲にして望美ちゃんを救った先生は、時は遡らずに未来へ生きるよう言い残しますが、望美ちゃんは先生のいない未来を選びませんでした。 そうして望美ちゃんも運命を繰り返すこととなり、いつの間にか持っていた忘れられた結晶を手に運命を巻きもどることになったのです。 この時の望美ちゃんにも、何度も運命を繰り返していた先生にも、記憶がなかったのはなんでなのだろうかとよくわからなかったのですが… ①白龍の逆鱗の力で戻ったわけではないから ②時空の狭間である迷宮から時間を巻き戻したから なのかな?と考えました。 むしろ逆鱗がないのに巻き戻れるの?ってびっくりしたくらいでしたが、こういう要素があって戻ることができたけど、不完全な要素が盛りだくさんの中戻ったためこういうことが起きたのかな?と解釈しました。 自分なりの解釈ですので、違う可能性もありますが。 記憶がないのは荼吉尼天のせいかもしれないですしね。 結晶持ってたのは彼女ですし。 ただ、無理やり時を戻した代償に生じた結晶を迷宮内にいる荼吉尼天が手に入れていたという可能性もあるのかなともいろいろかんがえたりして。 先生の√は相変わらず難しいです(笑) 記憶がないながらも再び荼吉尼天に立ち向かう際に望美ちゃんは荼吉尼天に心を奪われそうになりますが、その時望美ちゃんを救ったは忘れられた結晶でした。 最後の心のかけらも手に入れたことで体を取り戻し、リズ先生も望美ちゃんも犠牲になることなくハッピーエンドを迎えることができました。 ハッピーエンド後、八葉のみんなが帰る日が近づいてきている時のことです。 景時さんや敦盛くんの時は繋ぎ止めようと男前な姿を見せた望美ちゃんですが、先生相手だと良い子でいようとしてるのか乙女なのか言い出せず…。 そんな望美ちゃんの気持ちを察して連れ出してくれる先生って本当に望美ちゃんのことをよく見てます。 本編でも望美ちゃんが落ち込んでいた時、必ず察して声をかけてくれていましたね。 望美ちゃんが願えば先生は応えますよね! もう運命のしがらみも、鬼と人間の確執も何もない世界ですから! 今までに比べて殊更先生の態度が甘かった感じがします(*^^*) 今度こそ運命を乗り越えた先で、どうか幸せになってほしいです。 次は朔の√がないようなので、白龍いきます!