乙女log 〜幸せの訪れ〜

乙女ゲーム大好きな管理人が、ネタバレ感想含めいろんなことをつぶやくブログになります。

蛇香のライラ 鱗 希驪 感想

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4人目は今作のクライアント、鱗帝国の第二皇太子・鱗 希驪(cv.佐藤 拓也)です 。

兄の異常な性癖をいろいろと心配し、彼の幻想を打ち砕いて欲しい思いから兄に白娘子認定を受けたシリーンに、彼の心を奪い振ってほしい、白娘子の幻想を打ち砕いてほしいという依頼をします。

自分は女の子みんなのもの、1人を選ぶなんてしないと常日頃から思っている彼ですが、自分で兄の誘惑を依頼したと分かっていても、シリーンに徐々に惹かれていく心が止められないようで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

彼のテーマは愛し方が軽薄な王子…なんですが、軽薄かな?

誰よりもうぶな子だった印象が強くて全然軽薄な感じがしないw

 

軽い感じで口説いてくるところとかはありますが、そういう輩はむしろシリーンが扱いなれすぎてて軽くあしらわれるところがまたかわいいんですよね。

あっさりやられちゃうし拗ねちゃうところがかわいらしい。

この素直さはシリーンも慣れていないところだったでしょうね。

 

自分で皇驪太子を誘惑して欲しいと依頼した彼でしたが、徐々にシリーンに惹かれていく心が止められません。

何回も止めようとしていましたけどね。

「だめだめ!俺は女の子みんなのものなんだから!」

「俺まで好きになっちゃってどうするよ!」

みたいなことを悶々と考えては持ち直してまたぐるぐる考えて…ずっとエンドレスww

気持ちグラグラで大丈夫かいwと思っちゃいましたww

 

皇驪太子とシリーンがキスしちゃったと勘違いしてシリーンに当たっちゃったり、会期が終わりに近づいてもうすぐ離れ離れになる焦りから押し倒しちゃったり…

いろいろとやらかし皇太子でしたが、八つ当たりした後は素直に謝るしいい子でした。

しっかり気持ちを切り替えて改めてシリーンに依頼するところとか、大人だぞ!頑張ったぞ!と応援したくなっちゃったり(*^_^*)

押し倒した後にシリーンに興奮させられて、血を採られて睡眠針を打ち込まれて、シリーンと一夜を共にできたぞー!ってはしゃぐ姿に不憫すぎて涙が…出てないけど。かわいそすぎました(;´д`)

 

 

 

共通√ではもうシリーンに惹かれてるだろうに意地でも認めないでもやっぱり惹かれるって展開だったので、個別に入って自分の気持ちを認めてからは一直線でした!

うん、この方がかわいいよ。

 

会期を終えて帰った皇驪太子と は別に、彼はシャナーサに残り、シリーンに好きになってもらえるよう頑張ります。

シリーンの元に押しかけて通って、シリーンを喜ばせようとする姿がやっぱりかわいい。

シリーンの親友、ヘビクイワシのリーシャに蹴られるところとかものすごくらしい( ´∀`)

蹴られたのにリーシャにお土産の生肉持ってきてくれたり、女の子に慣れてるはずなのに間接キスでドギマギと動揺したり…何この素直ないい子、めっちゃうぶ…ってなりました。軽薄はどこにww

 

 

 

そんな2人に不穏な影が…。

美蘭ちゃんまで残ってるのはなんでww

実は希驪太子のことが好きな美蘭ちゃんが、恋の悩み相談を打ち明けたのはアイーシャでした。

 

ここでのアイーシャの返答が物騒すぎてぶっとびましたw

完全にアイーシャが戦犯ww

美蘭ちゃんが歪んじゃったのはアイーシャのせいです!

まあ元々素養があったのかもしれないけど…

 

 

初めての恋にはしゃぐ希驪太子、そんな彼に絆されつつも、彼の立場を思い身を引こうとするシリーン。

改めて彼を振るシリーンですが、どうしても惹かれる気持ちは止められず悩む希驪太子のもとへ、美蘭ちゃんが自国で自殺未遂を図ったことがわかります。

希驪太子が好きだから、シャナーサ王国から帰ってこない不安から自殺を図ったと。

自分の命を脅迫材料に使うってずるくないですか…。

結果希驪太子を傷つけているし、美蘭ちゃん悪女の道へ進んでしまった…。

 

どうしたらいいのかわからない希驪太子に、シリーンは美蘭ちゃんと向き合うよう説得します。

希驪太子ならきっと美蘭ちゃんを傷つけず思いを伝えられるという励ましを受け、希驪太子は自国へ戻ります。

「きっとまた戻る、待ってて」と言い去った希驪太子に、もう二度と会えないだろうと悟りながら彼女は別れを告げました。

 

希驪太子と別れた後、なぜか気持ちが晴れないシリーンにじれじれ。

シリーンも徐々に希驪太子に惹かれていたんだろうにね。

別れることになって切ない…と思ってた矢先にどんでん返しです(笑)

 

店主が調べた結果希驪太子は特殊な血を持っていることがわかり、彼を連れてきて欲しいと店主からお願いされたのです。

シリーンも言ってたけど、遅いよww

なんで希驪太子が言っちゃってから言うのww

結局店主のお願いしに従い、シリーンは鱗帝国に行くことに。

あの切ない別れはなんだったのww

 

 

 

シリーンに励まされ美蘭ちゃんと話をしようとした希驪太子でしたが、美蘭ちゃんは彼を避け、一向に話ができません。

どうしたらいいのか悩む彼の前に、シリーンが現れ、すがりつくように抱きしめました。

全身で再会を喜ぶ希驪太子と同じように、シリーンも自分の中で嬉しい気持ちが湧き上がる気持ちを自覚しました。

店主の命を実行するため気持ちを切り替えるシリーンですが、彼の想いを利用してシャナーサ王国に連れてきてもいいのに、彼を騙したくないという思いから美蘭ちゃんと話せるよう協力することになります。

彼には誠実でいたいんですねシリーン。もうかわいい。

 

美蘭ちゃんは希驪太子と話せる状態ではない、ということでまずはシリーンが彼女と話し、彼女の体と心が回復するまでのリハビリを手伝うことになりました。

片想い相手の思い人が相手って悪手じゃ…と思わないでもなかったけど(;・∀・)案の定でした。

美蘭ちゃんはシリーンに心を開いてるように見せかけ、彼女を人気のない場所へ連れ出して背後から刺してしまいます。

 

美蘭ちゃんはその場から去りますが、偶然物思いにふけりに来た希驪太子に見つけられ、シリーンは一命を取り留めます。

希驪太子は懸命にシリーンの看病を行い、回復した頃に誰が刺したのか犯人を聞きますが、希驪太子を傷つけないよう美蘭ちゃんが犯人であることを隠します。

 

シリーンが回復するまで、希驪太子はずっとついていてくれました。

つきっきりで看病している間に、希驪太子が幼い頃に母親が毒殺されて亡くなったことを打ち明けてくれました。

おそらく皇后の手によって毒殺されたこと、自分が大切な人を作れば再び失われるかもしれない可能性もあること、そんなトラウマが希驪太子が本気の恋をするための妨げになっていたのかもしれませんね。

そんな希驪に対して、シリーンは励まします。

自分は密偵として生きてきたから強い。しっかり回復すれば早々やられないという言葉は希驪太子を安心させてくれました。

 

けれどシリーンは体が回復してきた頃、店主の命を実行するため血を抜き取るために希驪を誘惑します。

いろんな葛藤はあったんでしょうけどね…シリーンにとって最優先事項は店主の命なんですよね。

真相を知ると仕方がないとも思えるんですが、それでも希驪太子がかわいそうで…。

シリーンが騙そうとしていること、希驪太子は気づくんです。

シリーンの目的を打ち明けられても、自分の思いを利用せずに誠実でいてくれた彼女に逆にお礼を言って、シリーンが完全に回復してから共にシャナーサ王国に行くことを約束してくれます。

希驪太子本当にいい人すぎるよ。

 

いい人すぎて、希驪太子が真っ白すぎて、軽蔑されたくなくて本当のことを言えないシリーンへ向けた希驪太子の言葉が好きすぎました。

 

「人を殺しててもいい、他人の人生を壊してもいい。

 君が、その罪に押しつぶされて、たった一人ぼっちになる方が

 俺は嫌なんだよ…」

 

 

 

私は今作の中で一番響いたかも(*^_^*)

全てを受け入れるという希驪太子の言葉に、シリーンもようやく本音を話して、自分の気持ちを受け入れて…もう騙したくない、他人を利用したくないと叫ぶ彼女が愛おしくなりました。

希驪太子!やっと届いたね!粘り勝ちです!

 

 

 

その後は希驪太子と駆け落ちごっこしてみたり、希驪太子のお母さんの死の真相がわかったり、復活した美蘭ちゃんが皇驪太子を人質にとってあばれたりひと悶着ありましたが(笑)、無事解決!

美蘭ちゃんがもう狂いすぎてて怖かったけれど、ちゃんと正気を取り戻したのはとりあえずよかったかな。

美蘭ちゃんのお姉ちゃん大活躍です。

お姉ちゃんが最初から来てれば万事解決だったろうにってくらいあっさりと(笑)

なかなかうまくいかない世の中ですよね。

 

そして希驪太子の母親の死の真相は…皇后によるものではなく、自分で命を立つ服毒自殺でした。

皇后がきっかけではあるのですが。

皇后は皇驪太子の地位を守るため、希驪太子にずっと毒を盛り続けていたのです。

幼い頃から毒を飲み続けていたことが店主の目に止まる特別な血になった理由だそうで。

希驪の母は、皇后に毒を盛ることを止めるよう懇願しても止めてもらえないこと、自身が不治の病に冒されていることから希驪太子を守るため、自ら命を断つ道を選んだようです。

かつては親友だった皇后と希驪太子の母ですが…悲しい結末ですね。

 

希驪太子の母の日記から、誰も恨んでいないこと、希驪や親友を愛しく思っていることを読み取った皇后はこれまでの行いを謝罪し、皇驪の進言もあり、皇位を譲り皇帝とともに隠居することに。

ここでもあっさり許されちゃうのねと思いつつww

 

そして希驪太子は皇帝の弟として、皇驪の目となって働くことに。

水戸黄門様みたいな感じですね!

個人的にワンドのビラールみたいな立ち位置でちょっとテンションがあがりました(*^_^*)

 

過去のトラウマも消え去って、居場所もできて、好きな人とも結ばれて…前半がとても不憫だった分、エンド後全力で喜んでいる希驪太子を見ると本当によかったなぁ…と。

ほんとに前半不憫すぎて…

よく頑張ったよほんと。一番頑張ったかも。

 

そんな希驪太子ですが、ビジュアルはバッドスチルの短髪バージョンが一番好きでした♪

なぜバッドなんだ!!いっそ断髪してエンド迎えてくれたらめっちゃ好きだったろうにな(笑)

 

今回も楽しみました♪