遙かなる時空の中で3 リズヴァーン 感想
九郎くんと望美ちゃんの剣の師、リズヴァーン(cv.石田彰)ことリズ先生です。
彼は地の玄武の八葉ですが、かつて京を危機に陥れた鬼の一族の末裔でもあります。
望美ちゃんを支え導く存在ですが、どこか一歩距離を置いているような姿も。
そして望美ちゃんだけが知っている秘密について、何か知っているようなそぶりも…?
【ネタバレ感想】
リズ先生の√では望美ちゃん一番乙女だった気がします。
望美ちゃんが白龍の神子としての責任感や仲間を巻き込んでしまっていいのか悩んでしまう時、必ず先生が望美ちゃんの悩みを感じ取って傍に来てくれて。
マントで包み込んで抱き寄せるとか、マントを着ている人にしかできない特権ですね!
望美ちゃんと共に戦うことを選択したのは自分たちで、望美ちゃん一人の責任ではないって言ってくれて、望美ちゃんの心もすごく軽くなったと思います。
先生に惹かれていく望美ちゃん今までで一番かわいらしかったです。
しかし個別に入ると先生にものすごく逃げられました。
ひたすら追いかける√だった…。
リズ先生はやはり大きな秘密を抱えていましたね…。
本来は望美ちゃんだけが持っているはずの時を超える力をリズ先生も持っていたとは。
初めて会った時、先生は以前から望美ちゃんを知っているように感じた謎がようやく晴れました。
鬼の特別な力で望美ちゃんが過去を超えていることがわかるのかな…?
でも星の一族の譲くんも気づいていなかったのにな…。
と思っていたらまさかの(^^;;
またその力がそのまま望美ちゃんが持っていたものだったというのもすごい。
もう何がなにやら、時系列がごちゃごちゃになったので整理してみると…
①望美ちゃんが白龍に選ばれ、異世界へたどり着く。
②1巡目の世界で仲間たちを失い、白龍の逆鱗を手に入れ現代へ戻る。
③異世界に戻り、みんなと再会。リズ先生の言葉に導かれ運命の上書きをすることに。
リズ先生パート
④リズ先生と絆を深めたことで望美ちゃんの死の運命が近づく。
先生が望美ちゃんの死の未来を回避するため避けるように
⑤リズ先生を追いかける望美ちゃんですが結局追いつけることができず、
先生は清盛との戦いで帰らぬ人に…。
⑥望美ちゃんはリズ先生の形見の腕輪を手に、死の運命を変えるため過去に遡る。
⑦リズ先生に再会した望美ちゃんは過去の出来事を先生に話ますが、先生は再び何も語らず姿を消し、望美ちゃんは形見の腕輪に導かれ先生を追いかける。
⑧導かれた先で炎に包まれ怨霊に襲われる里に辿りつき、顔に火傷を負った少年を助ける。
⑨望美ちゃんは少年を介抱するが、少年が白龍の逆鱗に触れた瞬間に少年は消え、望美ちゃんは怨霊に襲われ…かけたところを先生が助けに入る。
少年――幼いリズ先生は望美ちゃんが襲われる瞬間を目にしたまま30年前に白龍の逆鱗を持ったまま遡る。
⇒この時点で望美ちゃんは白龍の逆鱗を失う。
⑦30年前に戻ったリズ少年はあの時救ってくれた女性を守れるくらい強くなれるよう修行を積むことに。
⑧強くなった先生は白龍の逆鱗を使っていろんな時代へ飛ぶ。
そこで望美ちゃんの正体を知り、望美ちゃんが死なないように九郎くんや望美ちゃん自身に剣を教え、彼女を死なせないよう画策するけれど、いずれの世界でも望美ちゃんは死んでしまっているよう…特にリズ先生との絆が深まった世界では死んでしまうようです。
⑨ そうしてリズ先生が白龍の逆鱗を持ち、望美ちゃんは失った現在に辿り着く…と。
複雑すぎて初見ではなかなか頭が追いつきませんでしたが、多分こういうことなのかな?と(^^;;
初めて会った時から望美ちゃんへの接し方がまるで以前から知っているかのようで、某三国志乙女ゲームの師匠パターンかな?とほんのり思っていたのですが…
更に某壊れた世界の乙女ゲームの幼馴染&パラレル乙女ゲーム謎の男要素も混ざってました(ややこしい言い方かな笑)
壇ノ浦決戦前に望美ちゃんに追いつかれ真実を語る先生辛そうで…。
もうなんでこんなに逃げるんだと思いましたけど、自分と深く関わる未来では死んでしまう可能性が高いんですもんね。
未来を変えてみせる!っていう思いが潰えてしまうほど先生は望美ちゃん死をたくさん見てきたんだなと思うと切ない…。
そんな先生の諦念を吹き飛ばす望美ちゃんは、序盤ではあんなに乙女だったのにまるでヒーローのようで。
リズ先生にも打ち勝ち自分の強さを証明する望美ちゃん本当にイケメンでした
リズ先生よかったね…゚(T▽T)
あとリズ先生√だと章選択ができないんですよね。
ノンストップで進んでいくし、途中で白龍の逆鱗を失うから過去に遡ることもできないことも演出理由の一つなのかな。
遙かのこだわりを感じていい✨
そして望美ちゃんが矢に射られるシーンですよ!
【完】て出てるのに!まだ続くの!?
遙3のBAD展開からのどんでん返しは慣れてきたと思っていたけど、【完】って出てるのに終わらない展開は衝撃的でした。
本当に遙かすごいww
十六夜√ではリズ先生というよりも鬼と神子という視点に着目した感じでしたね。
先生が望美ちゃんにかつての鬼の隠れ里だった場所に連れてきてくれて。
ここから先生の望美ちゃんを助けるための闘いが始まったのかと思うと綺麗な景色が目に沁みる…。
二人の思いのすれ違い演出も素敵でした。
お互いを想い合っているはずなのに、近づきたい望美ちゃんと近づけてはいけないと思っている先生との対比がいい…。
離れた場所でお互いを想い合っている演出がすごい素敵でした。
十六夜√では鬼の里に行ったり星の一族から鬼についての話を聞いて、実際鬼を差別している人が出てきたりしていたのでそんな予感はしていましたが…
望美ちゃんも死なずに結末を迎えることができたのに、今度は鬼であることが先生が望美ちゃんを遠ざける理由になってしまうのか…と
先生優しすぎるよ!もうちょっと欲を出してもいいんだよ!
とやきもきした√でした。
最後は無事先生と山奥の庵に暮らす幸せそうな望美ちゃんが見れてほっこりしました。
ようやくリズ先生の秘密が知れてすっきりできました。
リズ先生は先生のイメージが強いので、景時さんの頑張ったね!!っていう印象よりは本当にお疲れ様です!!本当によかったですね!!望美ちゃんに幸せにしてもらってください!!って印象。
望美ちゃんが一番乙女でもあり、一番ヒーローな√だったかも。
残すところは朱雀の二人と青龍二人!
結構本命に近い人たちなので、まず朔と白龍の√をはさんでみようかなと思います。